猫が救った夫婦の危機!?もし猫がいなかったら・・・
― ―10年間ご結婚生活を振り返ってどうですか?
K様(旦那様):にぎやかでしたよ!きっと一人だったら寂しかったと思うけど、ふたりで喧嘩しながら笑いながら楽しかった10年間でした。
― ―10年前に猫を彫刻したご結婚生活をご注文頂きましたが、当時から猫を飼っておられましたか?
K様(旦那様):いいえ、結婚前はまだ飼っていなかったんですがもともと猫が大好きだったので「結婚指輪はぜひ猫のデザインを!」と思ってフォルムポッシュさんで作ってもらいました。
結婚後、指輪に彫刻された猫を見て「どうしても飼いたい!」という二人の気持ちがだんだん強くなって、約半年後に里親として猫を飼いはじめました。
― ―10年間で夫婦喧嘩はされましたか?
K様(旦那様):しましたよ!10年間で3~4回かな。一度大喧嘩をして妻が家を出て行ってしまったことがあって。今から考えると原因は些細なすれちがいや誤解だったんですが、当時は修復不可能にも思える史上最大の大喧嘩でした。
― ―どうやって仲直りされたんですか?
K様(旦那様):妻が出て行ってしまった時、愛猫が玄関まで行ってドアと僕の顔を交互に何度も見てニャ~ニャ~って泣くんです。何度も何度も。そう、それは意地を張っていた僕に対して「早く追いかけてよ!」と愛猫が促してくれていたんだと思います。
愛猫に背中を押されるように翌日僕は妻を迎えに行きました。僕も妻も少し冷静になって、互いの思いを少しづつ話し合っていくうちに誤解やわだかまりも解けて無事仲直りできました。
― ―おふたりにとって猫ちゃんはどういう存在ですか?
K様(旦那様):子供がいない僕たちにとって、我が子のような存在です。前夜に喧嘩をしたまま僕が出勤した日には、一日中妻のそばに寄り添ってくれていたみたいですし。
― ―現在ご結婚10周年を迎えられましたが、これから将来に向けてどのようなにお過ごしになりたいですか?
K様(旦那様):これからは大きな喧嘩はしたくないですね(笑)些細な喧嘩ならいいですが。一緒に笑って、互いに何でも話して、愛猫と一緒に楽しく暮らしたいです。だからね、ぼくは妻に2本目の猫の指輪を贈るんです。
旦那様は少し照れながら10年間の感謝の言葉と共に、”2本目の猫の指輪”奥様にプレゼントされました。
〈編集後記〉
もし愛猫の『ちょぼくん』がいなかったら… そして奥様を追いかけていなかったら…今のおふたりの関係が変わっていたかもしれませんね!おふたりと『ちょぼくん』にはそれぞれ家族としての役割があるんですね。素敵なストーリーを聞かせて頂き本当にありがとうございました。
当工房とおふたりとのご縁は10年前に制作させて頂いた猫の結婚指輪が始まりです。それから10年経った今、お幸せなおふたりに再会でき、記念のオーダーリングをまた制作させて頂くことが出来きまして本当に光栄です。どうか末永くお幸せに。
byフォルムポッシュ